一昔前であれば男が脱毛サロンに通うなど考えられないことでしたが今やメンズ脱毛は常識となりつつあり特に都心部の若い男性の間ではヒゲ脱毛や全身脱毛は清潔感を手に入れるための必須科目のような扱いを受けていますがその一方でAGAクリニックに通って必死に髪を生やそうとしている姿も見られこの生やすことと無くすことへの執着は現代社会が生んだ究極の二律背反とも言える現象です。AGA治療薬であるミノキシジルを服用しながら脱毛サロンに通うことは医学的には何ら問題なく可能ですが効率の面で言えばミノキシジルの副作用で毛の成長サイクルが早まっているため脱毛レーザーを照射してもすぐに次の毛が生えてきてしまい通常よりも施術回数が多く必要になったり痛みを強く感じたりする可能性があります。しかしそれでも多くの男性がこの二つを同時進行させるのは今の自分が鏡に映ったときに頭髪は豊かで肌はツルツルであるという完成形を一日でも早く手に入れたいという強烈な欲求があるからであり時間やお金がかかっても理想を追求したいという美意識の表れでもあります。実際に私の知人でもAGA治療で髪をフサフサに復活させたと同時に全身脱毛を完了させ見た目年齢が10歳以上若返った男性がいますが彼は自分への投資としてこれ以上のものはないと語っており外見の変化が自信に繋がり仕事やプライベートの充実をもたらした成功例と言えるでしょう。ここで面白いのはAGA治療薬のフィナステリドやデュタステリドは男性ホルモンの働きを抑える薬であるため理論上は体毛を薄くする効果も期待できるはずですが実際にはすでに生えている体毛を劇的に減らすほどの力はなくあくまで現状維持か若干の伸びるスピードの低下程度に留まるためやはり脱毛サロンでの物理的な破壊が必要になるという点です。つまり薬で体の中のホルモンバランスを整えつつレーザーという外部からのエネルギーでムダ毛を処理しさらに発毛剤で頭皮を刺激するという内と外からの総力戦で挑まなければ理想の男性像には到達できないのが現代の厳しさでもあります。とはいえ昔に比べて脱毛もAGA治療も価格競争によってリーズナブルになってきており一般のサラリーマンでも手が届く範囲の自己投資になってきていることは朗報でありボーナスを趣味や遊びに使うのではなく自分の肉体改造に充てるという選択肢は非常に賢明でリターンの大きい投資と言えるのではないでしょうか。生やす努力と無くす努力という矛盾したエネルギーを自分の体に注ぎ込むことで得られる完璧な外見は自己管理能力の高さや美意識の高さを周囲にアピールする最強の武器となり競争社会を生き抜く上での大きなアドバンテージとなることは間違いありません。
全身脱毛と育毛という現代の二律背反