自分の薄毛がどれくらいのスピードで進行しているのかを正確に把握するための最も原始的でありながら最も科学的な方法は定期的に自分の頭部の写真を撮影して記録し続けるという「自撮りモニタリング」でありこれを実践するかしないかで危機感の持ち方や治療への本気度が劇的に変わってきます。人間の脳は毎日見ているものの変化には鈍感になるようにできており鏡で見る自分の顔は見慣れているために「昨日と変わらない」と錯覚してしまいますが写真という客観的なデータとして時系列で並べてみると「半年前と比べて明らかに地肌が広がっている」という残酷な事実が一目瞭然となります。撮影のポイントは毎回同じ場所同じ照明同じ角度で撮ることであり特に頭頂部や後頭部は自分では見えにくい場所なので合わせ鏡を使ったり自撮り棒を使ったりして真上からのアングルで撮影し生え際はおでこを全開にして正面と横からのアングルで記録することで死角のない完璧な経過観察が可能になります。最初は自分の薄毛の写真を撮ること自体に抵抗感や羞恥心を感じるかもしれませんがこれは医療記録だと思って割り切りスマホの専用フォルダに保存して鍵をかけておけば誰に見られる心配もありません。そしてこの写真記録は単に悪化を確認して落ち込むためのものではなく治療を開始した後に「どれくらい回復したか」を実感するための喜びのツールにもなり停滞期で心が折れそうな時に過去の写真を見返して「これだけ生えたんだから頑張ろう」とモチベーションを再燃させるための強力な武器となります。またクリニックの診察時に医師にこれらの写真を見せることで言葉では伝えきれない微妙な変化や進行のニュアンスを共有することができより的確な診断や薬の調整を受けられるようになるというメリットもあります。AGAは目に見えないスピードで進行するからこそ目に見える形で記録を残し客観的な証拠に基づいて冷静に対処することが感情に流されずに正しい判断を下すための必須条件でありスマホ一台でできる最強のリスクマネジメントなのです。
写真で記録する進行速度のリアル